不動産担保ローンの悪徳業者とは?
不動産担保ローンを利用するには初期費用が必要経費としてかかってきますが、この中の一つが『不動産の鑑定費用』です。
担保となる不動産の価値(評価額)を査定するのにかかる費用ですが、この鑑定額も意外と馬鹿にできません。
サービスで行えればいいのでしょうが、査定には専門の知識が必要なため、不動産鑑定士に依頼する事になります。
この不動産鑑定士を装って、多額の鑑定費を請求する悪徳業者もいるようなので注意が必要です。
鑑定費だけで多額の金銭を要求され、不動産担保ローンを利用する前に経費を支払うよう迫られたというケースもあります。
審査につけ込む悪徳業者の手口
『返済金を先にいくらか払ってもらえれば、信用力が上がって審査を通すことができる』などと言って金を払わせ、お金を貸さないという手口もあります。
普通ならおかしいと感じるとは思いますが、何としても緊急に資金繰りしたい人を惑わせて、お金を巻き上げるやり口は許せません。
不動産担保ローンを借りるには事務手数料や鑑定料がかかるのは事実ですが、まともな業者なら融資金から差し引きで済ませるため、融資前に支払わせることはありません。
悪質業者の見分け方
悪徳業者かどうか見分ける事も大事です。
テレビCMなどでよく目にしたり耳にするような金融会社に似せた社名で、借り手を勘違いさせるような業者もいます。
これは有名な会社の名前に似せて相手を信用させる手口の詐欺行為です。
こういった業者は金融庁や貸金業協会に認められていないので、登録番号がないか、もしくは他の会社の番号を騙っている事もあります。
サイトなどに貸金番号が書いてあってもかならず確認しましょう。
金融庁|登録貸金業者検索 http://clearing.fsa.go.jp/kashikin/index.php
日本貸金業協会|協会員検索 http://www.j-fsa.or.jp/association/member_info/search/
安心して利用できる不動産担保ローンの選び方
信頼して利用できる不動産担保ローンを探すのは、なかなか難しいのではないかと思う方もいらっしゃると思います。
不動産担保ローンを利用したくても、金額が大きい取引なだけに、慎重になりますよね。
手続きや対処法など、分からない事が多くて不安に思う事もあるかと思います。
そこで、きちんとした営業をしている不動産担保ローン業者の選び方のコツをご紹介しておきたいと思います。
登録貸金業者とは?
登録業者かどうかというのは、信頼できる金融会社を選ぶ際のひとつの目安となります。
公式サイトの会社情報のページに
○○財務局長(2)第12345号
○○○知事(3)12345号
このような表記を見たことはありませんか?
これは、法に則ってしっかりと経営している金融業者を見分ける一番簡単なものです。
複数の都道府県に営業所を持っている貸金業者は、管轄の財務局長の登録を受けます。
ひとつの都道府県内に営業所を持つところは、各都道府県知事の登録を受けます。
ただ、登録番号を偽る悪質な業者もいるので、面倒でも金融庁の登録貸金業者情報検索サービス(http://clearing.fsa.go.jp/kashikin/index.php)で調べるようにしてください。