事業資金に向いているのはノンバンク不動産担保ローン
ノンバンク系(※)の不動産担保ローンは、事業性資金として使うのに向いています。
特にこれから起業しようとしている方など、新しく起業する前は、無職の期間がある場合が多いと思います。
不動産担保ローンの借り入れ条件は金融機関によって異なりますが、ノンバンク系の金融会社では無職でも貸してくれるところもあります。
一般的には無職だと借り入れができませんし、不動産などの担保があっても、銀行から融資を受けることは難しいことが多いです。
ですがノンバンク系では、不動産担保ローンの審査基準の柱になるのが、担保となる不動産の不動産評価額です。したがって、その他の条件も十分考慮されるものの、この不動産評価さえしっかりしていれば、比較的融資してもらうことは難しくありません。
ノンバンクなら即日融資も最短2日で借りれる
即日融資可能という言葉もよくありますが、即日融資には条件があります。審査に必要な書類が全て揃っていることが条件となりますが、初めて利用する人でこれらの書類を全てあらかじめ用意するのはかなり難易度が高いです。
それよりも、必要書類の取得サポートまでしてくれて2～3営業日以内に貸してくれる方が現実味があります。
事業資金の借り入れに必要な書類
事業資金を不動産担保ローンで借りる場合、通常不動産担保ローンに必要な不動産関連の書類プラス、会社に関する書類が必要になります。
会社の概要が分かる書類
事業計画書など今後の方針を説明する書類
この3つの中でも、事業計画書は最も重要な書類です。
今後何を目指しているのか、どういったことをして業績につなげていくかを説明しなければなりません。
お金がいくらぐらい、なぜ必要なのかということを上手くアピールできれば、審査もスムーズになります。
銀行の開業資金の審査基準
銀行から融資を受けようとする場合、まず銀行は企業の内容について審査を行います。
決算書を見て財務状態や借入金の規模が適正かどうか、収益性はどうか確認します。
これらの内容の中で最も重要になるのが、営業利益と資本金です。
営業利益が赤字の企業は、本業を続けても利益が出ない状態です。続ければ続けるほど赤字が膨らんでいきます。このため一過性の営業赤字以外の場合は審査のうえで大きなマイナスとなります。
具体的な基準でいうと、3期連続で営業赤字の会社は銀行から融資を受けるのがかなり厳しくなります。
不動産評価額の他に評価で重視されるのが、その会社や業界の将来性や、事業主や従業員の事業意欲などです。借り入れの申し込みでこの点をきちんとアピールできた事業者は、良い条件で融資してもらえるケースが多いようです。